2020年12月5日
ボロンdeガード/ホウ酸と合成殺虫薬剤
ホウ酸木材高耐久処理として全国的にホウ酸を使用した防腐防蟻対策が近年多くの新築、既存住宅工事に採用されています。
弊社も宮崎県の認定施工代理店として施工採用をさせて頂いおります。
ボロンdeガード工法は2018年にグッドデザイン賞、ウッドデザイン賞をW受賞し、キッズデザイン賞、エコプロアワードと四冠を受賞するなど、今まで日の光を浴びる事のなかった防蟻対策において注目を集めています。
これまでは合成殺虫剤を使用した無色やオレンジ、緑などに塗られた防蟻対策が主流となっており弊社もこれが当たり前な基本処理と考え、この工法における最大限の効力を引き出せる努力に誠実に努めてまいりました。一概に薬剤防蟻施工を行なう事が悪い事であるわけではありませんが、ホウ酸処理を伝えていく中で時代の流れと共に、より良いものが誕生することによってこれまでを見直し、これからを考える、より安全性が高く、より効力維持に繋がる対策があるのならば、お施主様や建設会社様に必要となれる選択肢をお伝えしていく必要があります。
「適材適所」という言葉があるように「ホウ酸だから出来ること」「薬剤だから出来ること」の特質を理解し、正しく使い分けることが重要です。
現在の合成殺虫剤は一昔使用されていたクロルデンやクロルピリホスなどと比べれば大幅に安全性が上がっています。今では「安心安全」な薬剤とキャッチフレーズのように言われていますが、絶対に安全なのか??と聞かれれば、100%の自信をもって「はい」と言えないのではないでしょうか。目を背けてはならない問題にシックハウス症候群や化学物質過敏症に苦しんでいる方も多く存在します。自分の身や家族が苦しんでから考え出せばいい問題ではありません。その原因になる可能性のある薬剤を使用する者として対策を考える必要があります。
使用しなければ避けられる事もある反面、害虫から作物や家を守るために使用せざるを得ない場合もあるのも事実です。
シロアリに家を食べられて放置する方は少ないと思いますし、懸命に育て収入となる収穫物を病気や害虫に食べられ多くの損失を出してもいいと考える農家の方も少ないと思います。
ハウスや田畑に対する散布、住まいの庭木や床下への散布、当たり前のように使用されているのが薬剤の現状です。
一個人としての力は微力なものです。
この仕事に携わる者として、薬剤でしかできない必要性やホウ酸の最適性を理解し、お伝えして行く義務があると微力ながら感じています。
情報が多い世の中において、必要とする方達のニーズに対応できる能力や、これからを良いものに変えていく動きが大切だと思います。
そこで何十年と後世に引継いで住み続ける家において、ホウ酸の力によって避けられる問題があるのならばと思いホウ酸を学び施工採用するべき価値があると思ったのです。
無機鉱物のホウ酸は揮発や分解をせず住まい手様の健康やお部屋の空気を汚すことなく、適切に施工を行なう事で【腐れやシロアリ】から長期的に守ってくれます。
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