2022年6月18日
この虫なに??シロアリの羽アリについて
6月〜7月の雨上がりの蒸し暑い夜に飛んでくる羽の付いた変な虫!!しかもたくさん!!
目にするとゾッとしてしまうかたも多いでしょう。
この季節のあの虫は、イエシロアリの羽アリ(有翅虫)です。
シロアリの王様と女王様がいっせいに巣から飛び立ちます。専門的には群飛(ぐんぴ)と言います。
羽アリが飛んで来くる理由にはいくつかのポイントがあります。
この飛び立つ習性は毎年必ず見られる光景で自然の摂理であり絶対に無くなりません。
家に飛んで来れば慌ててしまうのも当然ですが、ポイントをおさえて冷静に対処しましょう。
-羽アリポイント-
①電灯に向かって飛んでくる
シロアリは一生を暗闇の地中や木材内部で暮らすため視力は光を感知する程しかないとされています。そのため夜に飛び立てば街灯や家の灯りに向かって飛んで行きます。飛んで来る量が多い時などは部屋の電灯を一部屋にしたり、電灯を付ける部屋を減らすなども試してみると良いでしょう。
②家に飛んで来たからといって全ての家が危ない訳ではありません!
シロアリの羽アリは数千から数万の単位で飛び立つこともあるため、仮に一軒の家に集まってしまえばパニックにもなります。しかし羽アリが飛んで来ても全く被害のない家も多くあります。
これは外から飛んで来たケースに多くみられます。
家にはたくさんの隙間があり、網戸も閉まっているようで隙間があります。僅かな隙間に入り込めれば簡単に室内に入ります。ただ入り込んだだけならばその多くはやがて死んでしまいます。
③網戸の外側やクモの巣を見る
網戸の外側レールに死骸が多くいたり、クモの巣に羽アリが付いている場合は外から飛んで来たとも考えられます。どこから来てるかを推測できることもあります。
④家の中に大量!
数えきれない量や明らかに壁や柱の木部などから出てきている場合などは要注意です。羽アリが柱などから飛び立つ時は群飛口と言う小さな穴をいくつか開けます。画鋲を抜いた穴に似ています。その様な穴から出て来ている場合は高確率で家屋に被害が及んでいると考えてよいでしょう。
⑤心配になったら…
大切な我が家ですので心配になって不安になるのは当然ですが、ここからが大切です。
知り合いの大工さんがいればその方に聞いてみるのも良いですし、色んな業者さんと繋がりがあるので信頼できる業者さんを知っています。そう言った方がいない場合は友人の方などシロアリ工事を経験された方もいるかもしれません。人との繋がりは大切なポイントです。
業者さんを数社依頼して比べてみるのも大切です。価格帯や薬剤の種類など各社違いがありますので、比較して検討されてからでも問題はありません。明日には駆除しないと家が壊れるわけではありませんので、十分に検討される事をお勧めします。
シロアリポリスでは薬剤を使わない自然素材のホウ酸塩を扱った施工が出来る業者さんを探す事が出来ます。最寄りのシロアリ派出所を検索されるのもおすすめです。
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