公益社団法人 日本しろあり対策協会認定資格取得しろあり防除施工士 登録番号 第13470号

蟻害・腐朽検査士 登録番号 宮崎県-17-0053号

JBTA一般社団法人日本ホウ酸処理協会会員1級ホウ酸施工士 認定番号000555号

WORK

2023年2月2日

化学物質過敏症

化学物質過敏症をご存知でしょうか?

〜化学物質過敏症は、洗剤、柔軟剤、アルコール消毒剤、芳香剤、殺虫剤などの日常生活で私たちが何気なく使用しているものに含まれる化学物質に接触することで、頭痛や倦怠感、不眠など多岐にわたる症状があらわれる疾患です。 発症するとごくわずかな化学物質に対しても敏感な状態となります。

〜引用

文書ではこの様に説明されてはいますが、この症状に悩まされ苦しんでいる方が日本全国に多く存在する事、その苦悩は計り知れません。そしてこの様な症状を持つ方に対して私たち自身も理解し、配慮することが大切です。

 

シロアリ防除では一般的に合成殺虫薬剤(農薬系)を使用して防蟻対策を行いますが、これを業界、日本社会における常識と考え、当たり前と考えては大変な問題になります。

ただし化学薬剤と天然素材成分を比較して批判し合う材料であってはなりません。

薬剤は薬剤としての役割と効力があり適材適所に応じた使用法は有効な面もありますので全否定するものでもありません。

天然素材が薬剤と比較して劣っているわけでもありません。

どちらにもメリット、デメリットは存在します。

使用しても問題ないケースもありますし、絶対に使用してはいけないケースもあります。

 

施工方法をしっかり熟知し、説明責任を怠ることなく正しい施工と、どちらを選ぶかも大切な選択肢として提供出来る事が大切だと思います。

 

しかし、シロアリや腐れは人を選びません。木材が餌となる以上、家を加害する可能性はどの家にも存在します。

 

先日、調査のご依頼をいただいたお客様のお話になります。

 

お客様が14歳の頃、実家のシロアリ消毒が原因で発症し、現在まで症状が続いています。

私達の服や、洗剤、ボディソープ類などの香料にも反応が見られ、只々申し訳なく配慮に欠けていたと反省しております。

私達が何気なく使用する身近な日用品も接する際は配慮が必要です。

可能な限りの配慮をしたつもりでもそれが適切だったのかも自信が持てない難しさがあります。

 

この様なケースであっても「大丈夫です!今の薬剤は安全性が高いので注意しながら施工します」とは私には言える勇気はありません。

 

私達の仕事においては、薬剤を使用しない工法をご提案したり、そのためにはノンケミカル施工対策の経験と準備が整っていないと対応ができません。

シロアリ防除薬剤をどれだけ慎重に扱ったとしても化学物質である以上、揮発を伴い室内に空気として侵入する可能性があります。

 

薬剤は絶対に使用できない条件となります。

 

弊社では自然素材のホウ酸塩を主成分とした「ボロンdeガード工法」を施工採用しております。ボロンdeガードではホウ酸の粉末を施工士が調合し水溶液を作成しますので添加物なしの「水とホウ酸のみの100%のホウ酸水溶液」を使用します。

現場によっては添加剤を調合し木材への浸透力を上げる効果や、雨などから守る撥水性を持たせる事も可能ですが、特異体質の方のご自宅を施工させていただく際には添加剤を含ませずに使用可能です。性能が低下することもありません。

 

ホウ酸は自然鉱物ですので成分が揮発したり分解することがありません。また人間の体においても腎臓機能のある哺乳類は尿で外に排出することができるので人体的な健康被害を招く原因となりません。

 

 

ホウ酸は極めて安全性が高いものですが、人の手に触れる木材は処理しません。床下や壁の内部など雨風に遮断された箇所を施工対象としています。

弊社のホウ酸処理施工事例   ←はこちら

 

特異体質の方は大切なご自宅をシロアリや腐れから守るのは難しいと考えるのではく、施工のやり方、どの様な成分を使用して、どのような効果があり、効力期間がどれくらいあるのかなどご相談いただけると幸いです。

 

 

 

 

 

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シロアリを家の周りでみた、床下が沈んできた、近隣でシロアリの消毒工事を行なっていた等、シロアリの被害かもと思ったらメール・電話相談などご対応致します。またシロアリの被害にあっていた場合は、お客様の状況にあった施工方法を提案し、お見積もりをさせていただきます。